インビザラインの費用は
どれくらいかかるの?

総額の目安と全国平均
インビザライン治療の費用は、治療の範囲や症例の難易度によって異なりますが、全体矯正(インビザライン)で70万円〜120万円が相場となっています。
インビザラインの全国平均費用は約84万円で、大阪府の相場は約80万円〜100万円になっています。治療内容によって異なりますが、標準的な症例で約80万円前後、難易度が高い症例は100万円を超える事もあります。
料金に幅がある理由とは?
治療する歯の範囲や歯並びの状態が軽度か重度か、噛み合わせの問題があるかで、必要なアライナーの枚数や治療期間が変わります。例えば、前歯のみの軽度な部分矯正(GO・エクスプレス)では費用が抑えられますが、全体的な歯並びの改善が必要な全体矯正(フル)では、最大制限がない為、費用が高くなる傾向があります。
また、インビザラインは保険適用外の自由診療の為、各医院ごとに価格設定が可能です。矯正専門医か一般歯科かでも料金に差が出ることがあります。リテーナー代込み、追加アライナー無料など、付加サービスによって総額が変わることもあります。
インビザラインの種類別|
料金の違いを比較

当院の各プランの料金表
プラン名 | 対象症例・特徴 | 費用(税込) |
---|---|---|
ライト& エクスプレス |
軽度の歯列不正(前歯中心、アライナー14枚以内) | 550,000円 |
モデレート | 中等度の症例(アライナー26枚以内、抜歯不要、奥歯の大きな移動なし) | 770,000円 |
コンプリヘンシブ(通常矯正) | 全体矯正(アライナー枚数無制限、難症例対応) | 935,000円 |
ゴールデン スマイル矯正 |
インビザライン+光加速装置+ホワイトニング(2ヶ月分のジェル付き) | 1,050,000円 |
小児向けインビザライン
(インビザライン・ファースト)
プラン名 | 対象年齢・特徴 | 費用(税込) |
---|---|---|
ファースト (1期治療) |
7〜11歳の混合歯列期(乳歯と永久歯の交換期)に対応 | 495,000円 |
フェーズ2 (2期治療) |
永久歯が生え揃った12歳以上の子供向け(1期治療を受けた場合) | 495,000円 |
フェーズ2 (2期治療) |
永久歯が生え揃った12歳以上の子供向け(1期治療を受けていない場合) | 935,000円 |
それぞれの対象症例と選び方
ライト&エクスプレス
ライト&エクスプレスは、歯列不正が軽度の症例に適用され、使用するマウスピースの枚数は片顎14枚(両顎で28枚)以内と制限があります。
基本的に前歯部の矯正治療に適しており、奥歯を含んだ噛み合わせをしっかり改善したい場合には不向きですので、限られた症例でしか適用されません。
モデレート
モデレートは、使用するマウスピースの枚数が片顎26枚(両顎で52枚)以内と制限され、そのステージ数で、綺麗に歯並びが改善される方に向けた治療プランです。
矯正治療に伴う抜歯が必要のない場合や、奥歯を大きく移動させる必要のない症例に適用されます。
コンプリヘンシブ
コンプリヘンシブは、前歯や奥歯を含め、全ての歯の矯正治療に適用されます。マウスピースの使用枚数も無制限で、難症例にも対応でき、非常に自由度が高く精密な歯並びの改善が可能なプランです。
最もスタンダードなインビザラインでの治療法で、機能性・審美性を追求した理想的な歯並びを目指す方にはお勧めです。
ゴールデンスマイル矯正
ゴールデンスマイル矯正は、「短期間で口元をキレイに、そして白い歯で素晴らしい笑顔を!」というコンセプトのプランです。インビザラインは通常1週間で交換していくものですが、PBM(光加速装置)を用いることで5日で交換することができます。
さらにホワイトニングのジェルも付いてるので、矯正しながら歯を白くすることができるおすすめのプランです。「インビザライン(コンプリヘンシブ)+PBM(光加速装置)+ホワイトニングジェル(2ヶ月分)」
ファースト(1期治療)
ファーストは、混合歯列期(乳歯と永久歯の交換期)にある子どものためのマウスピース型矯正装置です。対象年齢は7歳〜11歳ごろで、歯並びを整えながら、あごの大きさを広げて永久歯が正しい位置から生えるための土台を作ります。(1期治療)
治療開始より1年半以内を目安に1期治療を完了し、その後、永久歯が生え揃うまでリテーナーを装着しながら経過観察を行い、必要に応じて2期治療を行います。
フェーズ2(2期治療)
フェーズ2は、永久歯が生え揃った12歳以上の子供を対象に、永久歯の機能と見た目を最大限に高めるために、歯並びや咬み合わせを改善する目的としたプランになります。
ファーストの治療をしていると、していない場合に比べて、フェーズ2の治療期間はかなり短く、抜歯をせずに矯正できることが多いです。
料金に含まれるものと
追加費用の注意点

「検査料」「調整料」「リテーナー代」が料金に含まれるかどうかも医院によっては異なります。学生割引や期間限定キャンペーンなどを設けている医院もあり、事前に確認しておく事をおすすめします。
基本料金に含まれる項目
当院では、トータルフィーシステムを採用しています。トータルフィーシステムでは、検査料や毎回の調整費用、保定装置費用が全て含まれているため、治療期間に左右されることなく安心して治療を受けていただくことが可能です。
5年無料保証(部分矯正の場合は2年無料保証)もございますので、計画通りに矯正治療を終えた後でも、「やはり前歯をもう少し下げたい」や、「後戻りして段差ができてしまったので治したい」といった要望にも、保証期間内であれば無料で治療させていただきます。
表示価格に「検査料」「調整料」「リテーナー代」が含まれているかは医院ごとに異なるため要確認です。
追加で発生しうる費用とは?
インビザライン治療では、基本の治療費以外にも追加で発生する可能性のある費用があります。
初診、精密検査費 | 5,000〜30,000円程度 |
---|---|
追加アライナー費 | 無料〜数万円 |
アタッチメント再装着費 | 1,000円〜5,000円 |
中断、再開費 | 5,000〜30,000円 |
リファインメント費 | 無料〜50,000円 |
リテーナー費 | 10,000〜50,000円程度 |
通院、調整費 | 無料〜5,000円 |
医院によって金額は異なる為、事前にチェックするのがおすすめです。
トラブルを防ぐために
確認すべき項目
インビザライン治療中にトラブルを防ぐことは、患者と医院の信頼関係に関わる重大なポイントです。
おすすめの対策として、治療費内訳の明細表をもらいましょう。契約前に「含まれる費用・含まれない費用」をしっかり確認することで、トラブルを防ぐことができます。治療契約書と共に必ず保管しておきましょう。
費用が安いクリニックは大丈夫?

「費用が安いクリニック(医院)」が必ずしも悪いわけではありませんが、安いには理由があることも多いため、いくつかの注意点を押さえておけば後悔を避けれます。
安さの理由を見極めるチェックポイント
- 部分矯正のみ対応前歯のみの軽症向けプランしか対応していない事も。
- 追加費用が別途かかるアライナーの再作成、リテーナー作成、毎回の調整費などが別途かかってトータルで高くなります。
- 担当医の症例数が少ないインビザライン治療経験が少ないため、症例数を増やす為、価格を下げて集客している可能性あり。
- 通院回数や
サポートが少ない予約が取れなかったり、必要最低限の診察のみで、手厚いフォローが少ない場合も。
安さで選んで
後悔するケースとは?
インビザラインを「安さ」だけを重視して選んだ結果、後悔につながるケースは実際に多くあります。
例えば、前歯の見た目だけを治す部分矯正を選んだが、奥歯とのバランスが悪くなり噛み合わせがずれることもあります。このような場合は、全体矯正が必要な症例だったのに、費用を抑えようとして不適切なプランを選択した事で噛み合わせが悪くなったと言う結果に。。事前に精密検査を受け、適切な治療を医師と相談することで、このようなケースを防ぐ事が出来るでしょう。
また、経験が浅く症例数が少ない医院で安く治療した事で、歯の動きが不十分で再治療になるケースも。このような場合は、医院選びの基準が安さのみではなく、インビザラインの症例数が多い医院、プロバイダーランクがプラチナ以上かどうかを確認する事をお勧めします。
インビザラインの
支払い方法と医療費控除

インビザラインの支払い方法は医院によっても違いますが、さまざまな支払い方法があります。
またインビザライン治療は、条件を満たせば医療費控除の対象となります。対象となるケースは、歯科矯正が治療目的である場合で、美容目的は対象外になります。
支払い方法の種類とメリット
現金払い | 治療費を一括で現金で支払う方法です。一括で支払う事で、割引が適用されることもあります。 |
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クレジットカード払い | 多くの歯科医院で対応しており、分割払いやリボ払いも利用できる場合があります。クレジットカードのポイントやマイルも貯まるのでカードの特典を活用したい人にはおすすめです。 |
デンタルローン(医療ローン) | 提携ローン会社を通じて、長期分割払いが可能です。金利や審査が必要ですが、毎月の負担を軽減できます。支払い回数によっては、無金利などと、クリニックによって変わります。 |
銀行振込 | 特に一括払いの場合に使われることがあります。医院によっては振込割引があるところも。 |
分割払いを利用する際の注意点
インビザライン治療で分割払いをする際の注意点をまとめてみました。
- 金利・手数料の有無を
確認するデンタルローンやカード分割は年利数%〜10%以上になる場合があり、支払い総額が大幅に増える可能性があるため、総支払額は必ず確認しましょう。 - 審査が必要デンタルローンや一部の分割プランは、信販会社による審査があります。審査に落ちると利用ができない為、注意が必要です。
- 途中でのキャンセル・
中断の場合治療を途中でやめた場合、返金や支払い停止ができるかどうかを事前に確認しておきましょう。すでに使用済みのマウスピースや治療分については返金不可のことが多いです。 - 医療費控除を受ける場合は
領収書を保管分割払いでも、実際に支払った年の分だけ医療費控除対象になります。毎年の領収書をきちんと保管しておきましょう。
費用を抑えるための3つのコツ

①複数の歯科医院で
無料カウンセリングを受けて比較する
同じ治療内容でも医院によって料金が大きく異なる為、複数の医院でカウンセリングする事で、比較することができます。
②保定装置(リテーナー)等の
費用も確認
インビザライン後のリテーナー費用が治療費に含まれていない医院もあります。トータル費用を比較する際には、リテーナー費、追加アライナー費、通院費も確認しましょう。
③医療費控除を活用する
確定申告を行えば、治療費の一部が所得税・住民税の還付対象になり、実質的な負担を軽減できます。
この3つを意識するだけでも、数万〜数十万円の差が出ることがあります。是非参考にしてみて下さい。
まとめ|
費用面でも満足できる
治療の選び方

少しの工夫で、同じインビザライン治療でも負担を大きく減らすことができます。納得のいく治療を受けるために、賢く情報を集めて自分にぴったりの歯科医院を選びましょう!
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